鱒狂い

雨ときどき虹鱒(goodなやつ)



その日は雨が降ったりやんだりを繰り返していた。



川に到着すると、心配していた増水も濁りもなかった。
天気は厚い雲が覆いかぶさっている。


「これはひょっとしたらひょっとするかもしれない」




先日54cmを釣ったポイントよりも上流を攻めてみる。





しばらく釣り上がってい行くと
川幅の半分ほどもある大木が川に倒れこんでいた。
流れが大木にあたり、その枝のすぐ下流側に深みがあり、
枝の間をすり抜けた流れがゆるやかに流れていた。
その緩やかな流れのすぐ下流にも倒木が沈んでいて
深くて緩やかな流れは5mあるかどうかといったところ。
ヒットさせてもラインブレイクの予感がむんむん。

ライズはないが、雰囲気はあった。



ので、
対岸にある藪の中をこいで
そのポイントを上からのぞいてみることにした。


そして




ドッキーン!!

IMGP1299_convert_20130625092002.jpg
ちょうど写真の真ん中あたり、赤いほっぺが印象的。
見えるでしょうか?
心臓が飛び出た。


枝のすぐ下で50cmほどのパーフェクトが定位している。
しかも写真では写っていませんが、
この魚の2mほど下には一回り小さいがそれでも十分な魚が泳いでいた。

さらにさらに
下流側の倒木の手前にはどう見ても60前後のマンモス級もいる。





足はがくがく、手は震える。
そんな自分に思わず笑ってしまった。



どいつを狙うべきか…
チャンスは一回。こういう場面で絶対の信頼を置いている
5xに「レッドタグ」を結び、小さめのショットもかました。


倒木のすぐ下の50cmを釣るにはそれよりも上流からアプローチしないと
反応しないが枝があって無理なので、
一回り小さいやつに的を絞っていった。



ポチャっと着水し、フライが沈んでいくと待ってましたかと
いうような感じで
す~と寄ってきて「パフっ」とやった。
そこからが大変だった。上流にも下流にもすぐ倒木が沈んでいるので
走られたら終わり。

手や肘、膝まで全身を使って魚のダッシュを食い止め

IMGP1307_convert_20130625091540.jpg
45cm。

よっしゃ。
でもそこにいた魚たちは散り散りに逃げて行った。

そして少し上流に釣り上がると雨が降ってきた。
「これはチャンスかもしれない」



もう一度さっきのポイントを覗き込むと50cmほどのやつが戻ってきていた。

「雨のせいで警戒心が緩んでいるかもしれない」


枝のすぐ下にいるやつを釣るには頭の上にキャストし、
振り向きざまにフライを咥えてもらうしか方法がなかった。


そこでアピール度を上げるために「レッドタグ」の#10に結びかえ、
先ほどと同じようにアプローチした。


そんなにうまくはいかない。
やつが無視して流れて行ったフライをピックアップしようとして
フライが浮かび上がったとき、
影から60前後のマンモス級が追いかけてきた。

「食え~!!!」
そんな殺気が伝わったのかあとフライまで10cmのところで反転していった。

何度もやったがマンモス級からは反応がそれっきり…




そして雨がやみ、水面が落ちつた時、
強めにフライを着水させるとずっと見えていた50cmくらいのが
おもわくどおり振り向いて食いついた。



先ほどのように全身でダッシュを止めにいくが、
無理だった…



枝に巻かれた。







笹につかまりながら川に滑り降りてバックなどを岸において
ウェーダーとランディングネットだけの装備して引っかかった糸を外しにいった。



なんとか外れたが魚のことはあきらめていた。



でも、

「ついてる!!」

そこから必死に抑え込んで
IMGP1314_convert_20130625091438.jpg

49cm。
こんな魚たちをサイトフィッシングで釣ると
かなり疲れます。精神的にも肉体的にも。


IMGP1321_convert_20130625091955.jpg
でも大満足。

さて、あのマンモス対峙でもいってくるかな。
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  1. 2013/06/25(火) 09:49:03|
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スーパームーン

「スーパームーン」


いったいなんのこっちゃ、
という感じですがみなさまこんばんわ。

最初聞いたときは
ウェットフライかなんかの名前かと思いました。



しかし、今夜は今年、地球に月がもっとも接近する日らしいです。


外をみると確かに大きくてきれいな月が出ている。




さて、ここ一週間は川にいけてない…


いける日は雨が降っていたり、それ以外は仕事だったり。
台風の影響か不安定な天気でしたね。



そんな日が続いていたので、
「久しぶりにウェットフライでも巻いてみるか」

IMGP1288_convert_20130623210835.jpg

そしてその深みにどっぷりとはまってしまった。

パターンブックを見ながらマテリアルを集めて
巻きまくっている最中です。

きょうはその途中経過を報告します。
IMGP1291_convert_20130623212426.jpg
まずは右から
「ロイヤルコーチマン」
を軸に
「パーキンススペシャル」
「コーチマン」

IMGP1292_convert_20130623211710.jpg

そして左の「ロイヤルコーチマン」の
ボディに巻くフロスの色を換えただけの
「カリフォルニアコーチマン」
真ん中の
「スィフトウォーター」
右の
「レディオブザレイク」


ここまでは使うマテリアルを少しずつ変えながら
気楽に巻けちゃうウェットフライ。

IMGP1297_convert_20130623210945.jpg
そして
「スカーレットアイビス」
IMGP1298_convert_20130623212218.jpg
「サーモンピンク」

IMGP1294_convert_20130623211440.jpg
左は
「オリオール」
右は
「イエローサリーアメリカン」



で、気に入ったのが
IMGP1289_convert_20130623210951.jpg
「マーチブラウンアメリカン」
このリマリックのフックにこのような按排で巻くと気に入り。
なんというか、重厚なフックとクラシカルな雰囲気が好き。


よ~し、
今夜もまくぞ~。


でもね、こんな感じでやっていくと
お財布にダメージが大きめです。



ちなみに今日紹介したフライズはすべてパターンブックの
指定どおりに巻いています。こだわらなきゃ。








IMGP1296_convert_20130623211456.jpg

  1. 2013/06/23(日) 21:39:45|
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Home river



いやぁ~


いってきましたよ。






最初に入ったポイントは毎年魚影が濃く
特別大きいのは釣ったことはありませんが
十分に楽しめた区間でした。




が、




まったく反応がない。




セッジやメイフライのハッチはいい感じで続いているのに
水面は静かなまま、水中も。




そこでその区間に見切りをつけ、
フッと気になったところがあった。



そこは流れが緩やかに対岸にぶつかり、
ほぼフラットな水面が続いている。

「あそこなら小さいのでもライズしているかもしれない」



大正解だった。





ハッチに多少の波はあるものの、
魚の活性を上げるのに十分な量はあった。

そして小さな頭が水面から出たり入ったりしていた。




しかし、緩やかな流れが対岸に一番よくぶつかって
水深もこのポイントの中では一番深いと思われるところは静かなまま。





せっかくライズがあるのに
それを釣らないわけにはいかない。

ソフトハックルを投げ込むとすぐに20cmくらいの虹鱒が釣れた。
胃の内容物を調べて、それに似たソフトハックル系のフライでマッチさせていく。



何匹かチビを釣って、フライがマッチしていると確信したが、
やはり水深が一番あるところからの反応がないのが気になった。




それまで水面直下からミドルレンジくらいまでしか
探っていなかったので、ショットをかましてボトムを転がしていく。



かなり上流にキャストして川底をショットがとらえて
リーダーは
「ツン、ツン」
と軽く引っ張られボトムをとらえている反応があった。



そしていよいよ一番水深のあるところに
フライがボトムをとらえながら流れたとき
いままで「ツン、ツン」していたリーダーが

「スッ」

と引き込まれた。



フッキングした瞬間、

「おっ!30cmはあるな!」

と余裕をこいていたら
魚は走り出し、

「うおっ!やっぱ40cmはある!」

そして魚は銀色の肉体を見せつけるかのように大ジャンプ…

「………50cmはある。」

そして焦ったのがいけなかった。


あろうことか足を滑らせ、右肩が水没。
ウェーダー内にまだまだ冷たい水が流れ込んだ。



しかし、魚はまだ掛かっている!



そして水の冷たさを忘れるほどの戦いの末、


IMGP1260_convert_20130614092443.jpg

54cm。


この川の魚は自分にとってやはり特別な存在だと
改めて思った。

ふとあたりを見渡すとトンボがハッチしていた。
IMGP1261_convert_20130614094501.jpg


平和ですね…
  1. 2013/06/14(金) 09:50:26|
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サイトフィッシングの興奮


こんにちわ。



こないだまでホームリバーが増水でやられていたので
その間、山間部の小さな川に通っていました。

そこは波一つないプールが連続して続き、
両岸には柳が生い茂り、
キャストはしづらい、
魚はフライ着水と同時に逃げ回る、
そして何より、魚影が薄い。

とにかく今の自分にとっては難攻不落な修行の場でもあります。



しかし、ここは魚を見つけてサイトフィッシングに挑戦できます。

藪の間から静かにプレゼンテーション…
フライはもちろんソフトハックル系。



IMGP1234_convert_20130612141005.jpg

32cm。#10のレッドタグをばっくりと。




そしてこいつ。めっちゃかわいいやつなんです。
IMGP1244_convert_20130612143209.jpg


帰りに気なっていたプールによった際に。


そこには柳の木が水中に倒れ込んでいた。
柳の上流側には40cmほどの虹鱒が川底に張り付いていた。
活性は低めで、虫が流れてきてもなにも反応しない。
着水と同時に逃げられる「着水ダッシュ」の危険性が
あったので様子をみていた。

そこで「ヤツ」はというと柳のすぐ下流側でバコバコライズしてた。
しかし、その上空には柳が覆いかぶさってキャストできない。


仕方なく、黙って観察していると、
下流にいた「ヤツ」が柳よりも上流に泳いできた。

もともと上流にいた魚はあきらめて
すかさずキャスト。


やはり上流にいた魚は着水と同時に逃げて行った。
「ヤツ」はその魚を追いかけようとついていったが
視界にフライが入った。

瞬間!


くるっと反転したかと思うと
「おっ、いいもんみっけ!!」
というような感じでパクリとやってくれた。

フッキングはしたがすぐ下流には柳が倒れこんでいる。
そこに潜られたら5xなんて一瞬で切られてしまう。


が、


すぐに潜られた…



そこで無理に引っ張り出そうとせず、
柳にこすれる部分をリーダーの太いバット部分になるように
ラインを送り込み、それでやりとりし、
魚がよろけたところを川に飛び込んでネットですくった。



40cmにはあと1cm届かなかったが良い魚。
ここまでのプロセスが大切です。




ホームリバーの水が落ち着いたので
明日あたりいってきますか!!

さっタイイング。
IMGP1246_convert_20130612143349.jpg
  1. 2013/06/12(水) 14:35:38|
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リール

いままで、4番ロッドに使っていたリール。
お気づきの方もいるかもしれませんが、
このリールのライン表示は5/6である。
ラインこそ4番に巻き替えていますが、
いままでずっと使っていました。

147_convert_20130313094520.jpg
注)この魚は依然釣ったものですので…

なぜこのリールを使っていたのか?






話はさかのぼってルアーや餌で釣りまくっていた高校時代。
高校一年生の夏、魚がライズをしていた。
ライズしているということは、そこに魚がいるという証拠。
だが、何度も投じるルアーには全く反応せずにライズを繰り返している。

そんな状況を何度も体験した。


そこで考えた。

「あの魚をものにするためにはフライフィッシングしかない!」



しかし、現在も変わりませんが、当時はもっとお金がなかった。
けっして多いとは言えないお小遣いは食べざかりの学生にとっては
ほとんどが食費になっていた。
だからフライ一式をそろえることは夢のまた夢…



そこでありとあらゆるものを節約し、少しずつ貯金して
近くのリサイクルショップに自転車をこいで行った。


そこにはリールやロッド、毛鉤まで売っていた。



そこでの予算は1万円。それで一式そろえる。

しかし、ここで予算が少ないこと以外にもう一つ問題があった。

「どの番手のロッドを買ったらいいかわからない・・・」


たくさん並んでいるロッドを片っ端から手にとって
値段、もった感じだけで選んだ。


いまとなっては考えられない(笑)


そしてロッドは6000円のを選び、次はリールだ。


リールもたくさんあった。
だけど、フライラインが巻いてあるものもあれば、
巻いていないものもあった。
予算の残りは4000円。
ラインを巻いていないものを買うとラインを別途で買わなくてはいけない。

「よし、ラインを巻いてあって4000円以内のものを買お」



もし買ったものにシンキングラインなんて巻いてあった日には
おそらく現在こうしてフライフィッシングに頭の先からつま先まで
つかるどころか、ルアーマンになっていたかもしれません。





そこで3000円のリールを買った。ロッドにくっつけて
川に立つだけでフライフィッシャーに変身できた。

ロッドは折れてしまったがそのときのリールをいまでも使っている。




こうして現在にいたっている。




このリールはフライをはじめたばかりでキャストもままならないときから
こんなすごい魚を釣ることができるようになるまで
ものすごくお世話になった。
IMGP1016_convert_20130318172741.jpg
注)これも依然釣った魚です。汗)

そこでこの魚を区切りに新しいリールを購入しようと決めました。



そして選んだのが、これ。
IMGP1226_convert_20130607090147.jpg

そして昨日、新しいリールで一匹目。
IMGP1230_convert_20130607090724.jpg







IMGP1227_convert_20130607090658.jpg



よろしく!!
  1. 2013/06/07(金) 09:38:17|
  2. タイイングあれこれ
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新緑の…


北海道もいよいよ、
山の木々や草花が一気に鮮やかな緑になってきましたね。



ホームリバーにつくと濁りは取れたものの
増水で釣りにならない感じ。
まず川を渡るのでも精いっぱい…




お昼をまわったころ、反応のない川でランチタイム。
IMGP1208_convert_20130603092749.jpg




ふとまわりを見渡すと、
「うわぁ~」
と思わず声が出た。めっちゃきれい。
IMGP1211_convert_20130603093002.jpg
IMGP1212_convert_20130603093131.jpg

釣りのおもしろさは魚を釣るだけではなくて
こんな自然のなかで過ごす時間がすばらしい。




おにぎりを食べ終わってから思い切ってホームリバーはあきらめて移動。



そこは初めて足を踏み入れるヒグマ出没区域…

ジャンジャカ鈴を鳴らしながら行くけど、
蝉がめっちゃ鳴いていた。熊に鈴の音聞こえないんじゃ…
IMGP1214_convert_20130603093308.jpg



イワナ狙いでいったものの、
すごくきれいな虹鱒を一匹釣ったが
針が深く入ってしまっていたので写真は撮らずにすぐにリリース。

もう一匹釣りたかったが、深入りは禁物。
命が一番。


帰りの川岸で
IMGP1219_convert_20130603093629.jpg

バッタの赤ちゃんも出てきたのか




って
IMGP1220_convert_20130603093717.jpg
石の上に見える茶色は全部バッタです。
少しだけ怖かったです。



これが流化したら、
「バッタバッタ釣れるじゃ…」

なんて
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  1. 2013/06/03(月) 09:49:02|
  2. つぶやき
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プロフィール

dunkeld06

Author:dunkeld06
ようこそ!北海道の道東方面でフライフィッシングを楽しんでいます。
 最近はウェットやニンフといった水面下の釣りを勉強中です。
 タイイングもまだまだ修行中ですが、がんばっていきたいと思います。

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